歯ブラシは濡らさない方がいい?その理由と正しい使い方

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歯を磨くとき、歯ブラシを濡らすのが当たり前になっていませんか?

実は、歯ブラシは濡らさずに使った方が効果的だと言われています。

汚れが落ちにくそう…と感じる人もいるかもしれませんが、濡らさないことで歯磨き粉の成分が薄まらず、しっかり作用するというメリットがあります。

この記事では、なぜ濡らさない方がいいのか?正しい磨き方を分かりやすく解説します。

歯ブラシは濡らさない方がいい理由

歯磨き前に歯ブラシを濡らすのは、実は歯磨き効果を下げる原因になることがあります。
理由は主に以下の3つです。

  • 歯磨き粉の成分が薄まる
  • 泡立ちすぎて早く磨き終わってしまう
  • ブラシの毛先が柔らかくなりすぎる

それぞれ詳しく解説していきます。

歯磨き粉の成分が薄まる

歯磨き粉には、フッ素薬用成分殺菌成分などが含まれています。

これらは、歯にしっかり留まることで効果を発揮するのですが、歯ブラシを濡らすことで成分が薄まりやすくなります。

例えば、フッ素はむし歯予防に効果的な成分ですが、濡らしてしまうと泡立ちが強くなりすぎて口内から流れやすくなるのです。

その結果、フッ素が十分に歯にとどまらず、予防効果が半減 してしまうこともあります。

また、歯周病ケアの薬用成分やホワイトニング成分も同様です。

濡らすことで有効成分が早く薄まってしまい、本来の効果が十分に発揮されないまま終わる可能性があります。

濡らさずに磨くことで、歯磨き粉の成分がしっかり作用します!

泡立ちすぎて早く磨き終わってしまう

歯ブラシを濡らすと、歯磨き粉が一気に泡立ちやすくなります。
泡立つと「しっかり磨けている感じ」がしますが、実はこの「磨けた気分」が落とし穴です!

泡が多すぎると、汚れが落ちたと錯覚してしまい、短時間で磨き終わってしまうことがあります。
しかし、実際には磨き残しが多くなるため、歯垢や汚れが十分に除去できない原因になります。

さらに、泡が多すぎると口の中がモコモコになり、ブラシが細かく動かしにくくなるため、磨きムラができやすくなります。

泡立ちすぎないことで、自然と適切な時間をかけて丁寧に磨けるようになります!

ブラシの毛先が柔らかくなりすぎる

歯ブラシを濡らすと、毛先がふやけて柔らかくなりすぎてしまうのもデメリットです。

柔らかくなった毛先は歯垢や汚れをしっかり除去する力が低下します。

特に、歯と歯茎の境目や奥歯などは、毛先がしっかり届かないと汚れが残りやすい部分です。

ブラシが濡れていると毛がへたりやすく、細かい汚れを落としにくくなるのです。

また、濡らしたまま保管すると雑菌が繁殖しやすくなるため、衛生面でもデメリットがあります。

ブラシは乾いた状態で使うことで、適度な硬さがキープされ、歯垢除去効果が高まります!

歯ブラシを濡らさない3つのメリット

歯ブラシを濡らさずに磨くことで、歯磨きの効果がアップするメリット があります。

フッ素や薬用成分がしっかり作用する
歯ブラシを濡らさずに使うことで、フッ素や薬用成分が薄まらずに歯に留まりやすくなります。
その結果、むし歯予防歯周病ケアの効果が高まるのです。
また、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用している場合も同様です。
濡らさないことで成分がしっかり作用し、着色汚れを落としやすくなります。

汚れがしっかり落ちる
ブラシが乾いた状態の方が、毛先が適度な硬さを保ちやすいため、汚れをしっかり落とせます。
特に、歯と歯茎の境目や奥歯など、汚れが溜まりやすい部分にも毛先が届きやすくなります。

歯磨きの時間が適切に保てる
泡立ちすぎないことで、磨いた気になってすぐ終わることがなくなります。
その結果、2〜3分かけて丁寧にブラッシングする習慣が身に付きやすくなります。

濡らさない正しい歯磨き方法

  • 歯ブラシは乾いたまま使う
    濡らさずにそのまま歯磨き粉をつける。
  • 力を入れすぎずに細かく動かす
    ゴシゴシ磨きはNG!小刻みに優しく動かすのがコツ。
  • 2〜3分しっかりブラッシング
    泡立ちが少なくても、適切な時間をかける。

「濡らさないと気持ち悪い…」と感じる人への対処法

歯ブラシは濡らさない方がいいと分かっていても、濡らさないまま磨くと気持ち悪い…と感じる人もいるかもしれません。

そんな場合は、少し工夫することで違和感を和らげながら、正しい磨き方が実践しやすくなります!

以下の2つの方法を試してみましょう!

口をすすいでから磨く

「濡らさないと口の中が乾いた感じがして嫌だ…」という場合は、ブラシを濡らさずに口を軽くすすいでから磨くのがおすすめです。

この方法なら歯磨き粉の成分は薄まらず、口の中が適度に潤った状態で磨けるので、快適さをキープできます。

歯ブラシの交換頻度を意識する

濡らさないと毛先が硬くて痛い…と感じる場合は、歯ブラシの交換頻度を見直すのがおすすめです。
歯ブラシは使い続けるうちに毛先が開いてきたり、硬く感じることがあります。

実は、毛先が開いていると汚れが落ちにくくなるだけでなく、歯茎を傷つける原因にもなります!

歯ブラシの交換頻度

  • 1か月に1回が目安
    歯ブラシは 1か月ほどで毛先が広がりやすくなるため、月1回の交換が理想的!
  • 毛先が広がってきたら即交換
    見た目に広がりがなくても、使い心地が悪くなったら交換のタイミング!
  • ストックを用意しておくとスムーズ
    常にストックがあると交換忘れを防ぎやすいです!まとめ買いしておくと手間も省けます。
Tanuki
Tanuki

「最近ブラシがゴワゴワするな…」と感じたら、すぐに新しいものに交換しましょう!

まとめ

歯ブラシは濡らさない方が、歯磨き粉の成分がしっかり作用し、歯垢や汚れを効果的に除去できます。

濡らさないことでフッ素や薬用成分が薄まらずに歯にとどまりやすくなるため、むし歯予防や歯周病ケアの効果もアップします!

また、泡立ちすぎないので磨き残しが減り、しっかり時間をかけて磨く習慣が身に付きます。
さらに、ブラシの毛先が適度な硬さをキープすることで、汚れが落ちやすいのもメリットです!

  • 濡らさないのは嫌と感じる人は、口を軽くすすいでから磨くと違和感が軽減されます!
  • 歯ブラシは月1回を目安に交換することで、常に快適な状態で磨けます!

なんとなく濡らしていたけど、実はNGだったと思った方は、今日から濡らさずに磨いてみましょう!

歯磨きの効果がぐっとアップするはずです!

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